大樹町からお届け畑の真ん中だより
【開拓舎ではこう食べる!】第3回~大石農産・山口さんの場合~
アルバイトで出会った「農業」という仕事に夢中
大石農産に入社して4年目になる山口将司さん(21)は横浜市出身。
親元を離れ、北海道の高校で寮生活を送っていた山口さんが大石農産と出会ったのは高校1年生の夏休み。長期休みになると閉寮してしまうため、スタッフ寮ありで食事つき、高校生OKという条件の大石農産に住み込みでアルバイトをしたのがきっかけです。
最初に大石社長に「いいか、子どもだからって手加減しないからな」と真剣な表情で言われたことを「俺これからどうなるんだろう、って正直怖かった(笑)。今でもはっきり覚えています」と笑いながら話す山口さん。
しかし大石社長や他のスタッフが農業に真摯に取り組む姿や、自分に向けられる温かいまなざし、何より土に触れ食べ物を生み出す農業という仕事に魅力を感じて、3年間夏休みのたびに住み込みアルバイトを続けたのです。
そうして高3のときに「卒業後雇ってください」と社長に直訴して入社が決まります。「どんな仕事もいやがらず、真面目で丁寧」と評判の山口さんは、全スタッフから厚い信頼を得ています。
そんな、普段は大樹町の畑で早朝から農作業に汗を流している山口さんに蕎麦処 開拓舎のおススメを聞いてみました!
炙りかしわのかけ蕎麦
■おススメのメニューは何でしょう?
山口さん:
炙りかしわのかけ蕎麦(880円)です。
■おススメの理由は?
山口さん:
温かい蕎麦が好きで。あと単純に、かしわ蕎麦が好きなんですよね。どこのお店に行っても大体かしわ蕎麦を頼みます。
開拓舎のかしわ蕎麦は、鶏肉もネギも炙ってあるのが珍しいと思います。香ばしいし、焼き鳥みたいで好きです。それと、鶏肉の切り方が最近変わって、前より大ぶりになってるのが食べごたえがあっていいです。ネギも太いままで入ってるので、ネギ好きには嬉しいです。
■ボリューム的にはどうですか?
山口さん:
実は、いつも何かご飯ものも欲しくなって、一緒に頼むんですよね。いいですか?(と言って蕎麦稲荷を追加)→蕎麦稲荷については栗田さんの記事をご参照ください。
日替わりのミニ丼を追加するときもあります。
※プラス300円で、月・金曜日は豚丼、火・土曜日は鶏照り焼き丼、水・日曜日はミニカレーライスを食べることができます。
■自分が作った作物をお店で食べる気分は?
山口さん:
大根もそばも、普段は畑にある姿しか見ていないので新鮮です。
特にそば。畑では「そばの実」までしか見れないので、それが粉になって蕎麦になって、しかも「外食」としてお店で食べられることに感動します。
自分で作ったものがこんなに立派になって...みたいな。
それが嬉しくて、大石農産の休みの日は結構食べに来ますよ。この年代だと、普通は蕎麦よりラーメン!なんでしょうけど、やっぱり「自分の作った蕎麦」がいいですね。
「かしわ蕎麦が好き」と言うのは、実は蕎麦通が唸る答えなのだとか。多くのお店で定番メニューとして置いてあり、店主の腕と工夫の見せ所となっているメニューなのだそうです。
オープン当初、開拓舎のメニューにかしわ蕎麦はありませんでした。しかしお客様からたびたび「かしわ蕎麦はないの?」と聞かれ、メニューに加えたという経緯があります。
プロ好みの実力派、という立ち位置のかしわ蕎麦と山口さんが、なんだか重なって見えた瞬間でした。
蕎麦処 開拓舎へのアクセス
蕎麦処 開拓舎ホームページ
http://www.kaitakusha.net/