大樹町からお届け畑の真ん中だより

【開拓舎ではこう食べる!】第1回~十勝海霧そば®営業・栗田さんの場合~

2016年6月13日

(たぶん)十勝で唯一のそば粉の営業職

kurita001.jpg蕎麦処「開拓舎」を運営している、開拓舎とかち株式会社のゼネラルマネージャーである栗田征一さん(45)。2013年12月の「開拓舎とかち株式会社」設立当初から現職を務めています。
池田町出身の栗田さんは以前、十勝管内の別企業で働いていましたが、縁あって転職。現在、(たぶん)十勝唯一の「そば粉の営業職」として日々飛び回っています。

栗田さんがすごいのはズバリ「製粉を自ら行う営業職」であるところ。

大石農産で生産されたそばは、玄ソバの状態で幕別町にある同社の製粉工場に運ばれ、温度や湿度を厳重に管理した環境で保管されます。そして注文を請けてから「風味を逃さない石臼挽き」で製粉するのが特徴。(→製粉工場
その製粉作業を行っているのが栗田さん。
つまり、自ら請けた注文どおりに自ら製粉し、自ら納品して直接評価を受ける―――という、常に製品に対して責任を負わねばならない立場なのです。

そんな緊張感あふれる立場ながら、「柔和」「温厚」という表現がぴったりな印象の栗田さん。
「製粉するときは店主の顔を思い浮かべながら、少しでも期待に応えられるよう取り組んでいます。
 製粉作業は孤独ですが、お店と一緒に作っている感覚なので、寂しくはないんです」
と微笑みます。
その誠実な人柄と真摯な姿勢こそ、十勝海霧そば®を支えている大きな要素の1つに違いありません。

蕎麦は1日1食以上食べます

平日は毎日、1日1食は蕎麦を食べるという栗田さん。その理由を
「注文を請けてからこまめに製粉するので、納品先の蕎麦屋さんへは週1、2回は伺います。
 そのときに、できるだけお店の蕎麦をいただいています」
「納品した粉の味を確かめるためですが、何より蕎麦が好きなんですよ」と話してくれました。

納品が数軒ある日は、それぞれのお店で食べるため、昼食が2~3回(もちろん全て蕎麦)ということも多いそうです。
毎日蕎麦だと飽きませんか?という問いに対して
「全く飽きません。お店ごとに特色がありますし、蕎麦はご飯のように主食に成り得る食材だと思います。
 主食は飽きませんよね?」と即答。
そんな"蕎麦食い王"栗田さんがおススメする開拓舎メニューは...

もり蕎麦プラス蕎麦稲荷

kurita002.jpg(手前がもり蕎麦、奥が蕎麦稲荷。小鉢の「十勝切り干し清流大根」は店頭でも販売中)
十勝切り干し清流大根蕎麦処「開拓舎」サイト)

■おススメのメニューは何でしょう?

栗田さん:
もり蕎麦(500円)に蕎麦稲荷(150円)の組み合わせです。

■おススメの理由は?

栗田さん:
私にとってもり蕎麦が基本というか、基準ですね。
「ざる蕎麦」じゃなくて「もり蕎麦」なのは単純に好み。私にとって蕎麦に海苔が必須ではないというだけです。
実はもり蕎麦が500円で食べられるというのは貴重なんですよ。しかも開拓舎は1人前の量が180gと多いので、満足感もあります。

あっさりとした蕎麦を食べているとアクセントに油ものが欲しくなるんですが、私の場合蕎麦の昼食を2回ということも多いので、なるべく軽い油ものを...ということから蕎麦稲荷を組み合わせます。
開拓舎の蕎麦稲荷は、揚げの中にご飯と短く切った蕎麦の両方が入っているので食べごたえがあります。
更にそばの実も入っていて、プチプチとした食感と香ばしさがクセになるんです。
この3種類が入っている蕎麦稲荷は珍しいと思うので、開拓舎に来たら是非お試しください。

kurita003.jpg(蕎麦稲荷。中央の茶色い粒がそばの実。中にもっとたくさん入っています)

■開拓舎の蕎麦の特徴は?

栗田さん:
30メッシュという粗挽きのそば粉を使い、甘皮が多めの黒っぽい蕎麦です。そばの風味をしっかり味わいつつ、二八蕎麦なので食べやすいのが特徴ですね。
今回おススメしたメニューの他、肉盛りつけ麺のつけ汁はピリ辛なのが珍しいと思います。

やっぱり蕎麦が好き

kurita004.jpg「●●さんの△△はおいしい」
「□□さんの▲▲は他にはない味」
「××さんは蕎麦もおいしいが、気遣いが素晴らしい」
「■■さんとは取引がないけれど、定期的に行きたくなるお店」
などなど、お気に入りの蕎麦店について、褒め言葉が止まらない栗田さん。
本当に蕎麦が大好きなのだなあ...としみじみ思いました。

最後に「今日はもう1軒納品があるので、これから2食目です」とさわやかな笑顔で車に乗り込んだ栗田さんなのでした。

蕎麦処 開拓舎へのアクセス

蕎麦処 開拓舎ホームページ
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