大樹町からお届け畑の真ん中だより

修学旅行生の受け入れ~大阪府立園芸高校の皆さん

2015年6月22日

大石農産Facebookページでもお伝えしましたが、6月18・19日に修学旅行生の受け入れをしました。今回は十勝管内の各農家に分かれて、1泊の受け入れです。
大石農産では大阪府立園芸高校の男子生徒4人を迎えました。

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左から、バイオサイエンス科2年の円山凱貴くん、吉田礼一朗くん、合川勇歩くん、ひろとくん。
4人ともイケメン!
自前の作業着姿も決まっています。

ジンパに温泉、そしてスタッフ寮に民泊!

18日の夕方近くに到着し、ジンギスカンでウェルカムパーティ!農家らしく、会場はD型ハウス(かまぼこ型の巨大倉庫)!
ジンギスカン、初めて食べるという子たちがほとんどでしたが、大好評でした。
その後車で30分ほどの温泉へ。大石農産スタッフと裸の付き合いも楽しかったでしょうか?

宿泊場所はスタッフ寮の広い部屋へ、4人一緒に。
スタッフ寮・潜入レポート<後編>

さすがに男子高校生4人だと、ちょっと狭かったかもしれませんが、それもまた思い出。修学旅行ですし、夜通し大騒ぎしたかと思いきや...
「朝早かったから夜12時には寝てしまった」とのこと。
け、健康的です...。

農作業では「お客さん扱い」はしません

天国?はここまで。
翌19日は朝から農作業です。大石農産では妙な「お客さん」扱いはしません。スタッフと同じ時間、同じ作業をしてもらいます。
せっかくの北海道での農業体験です。
「自分たちはどのグループより農作業をがんばったんだぞ!」「生産の役に立ったんだぞ!」という思いを持ち帰ってほしいのです。

というわけで、午前は大根の間引き作業、午後はソバ畑の雑草抜きを延々と。
そうそう、昼食は前日みんなで作ったカレーを寮の食堂で!
スタッフ寮・潜入レポート<前編>をご覧ください。
一晩寝かせたカレーはうまい。

ソバ畑と言いましたが、正確には「今年は休ませている畑」です。昨年ソバを作ったのですが、収穫のときの「こぼれ種」が発芽し、一見ソバ畑のようになっています。
もったいないようですが、このソバは収穫しません。花が咲く前に、緑肥として機械で土に漉き込みます。

そこで問題になるのがダイオウという雑草。
正式名称は「エゾノギシギシ」といい、タデ科の多年草です。
普通の(?)雑草は一年草で、土に漉き込むといい栄養分になってくれるのですが、このダイオウは多年草。根が残っていると、そこからどんどん増殖して大変なことに...!
まさに雑草界のゾンビ

ということで、一般的な「草刈り」では土の中に根が残るのでダメなんです。ダイオウ討伐の唯一の方法は「根っこごと引き抜く!」。これしかありません。
除草剤を使わず、手間と労力のかかる「手作業」にこだわるわけは...待て次回

雑草抜きの意味をしっかり説明して、やり方を説明していざダイオウ討伐の旅へ!

「本気の農業体験」の感想は?

さすが農業系の高校生。実はスコップを使い慣れていない人は全て手で抜くのですが、片手でスコップを扱い、もう片一方の手で抜いていきます。非常に効率的です。

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ダイオウを抜きながら、スタッフに「どっちが多くダイオウを抜けるか」勝負を挑んだり、畑にやってきたキタキツネを激写したり。
真面目な作業ぶりながら、畑での楽しみ方を知っているなぁ~という印象でした。

午前中から約5時間、びっしり農作業をしてみての感想は...
「学校の畑よりずっと広くて気持ちいい!」
「風がさわやか!すっげー気持ちいい!」
「大阪はジメっとしてるから、同じことしてても全然違う!」
「全然余裕、全く辛くない。ずっとダイオウ抜きしててもダイジョブ」
などなど。

広大な畑、広がる青空、さわやかな風が吹いている。そんな環境での農作業は「気持ちいい」以外の何物でもなかったようです。素直に自分の言葉で答えてくれてありがとう!

最後にスタッフと一緒に、大根畑の前で記念撮影。
「エア大根踊り」のポーズで!収穫したら大根合成しときますね。

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園芸高校のみなさん、お疲れ様でした!
修学旅行の残りの日程も楽しんでくださいね~~~。

大石農産では、修学旅行生などの農業体験の受け入れをしています。
この活動は、未来への種まきだと思っています。
本気で体験したい人、お待ちしています。

おまけ

着替えて社長にあいさつ。イマドキの男子高校生に戻りました(笑)。

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