大樹町からお届け畑の真ん中だより
十勝海霧そば、収穫してます!
9月1日、2023年の十勝海霧そば®の収穫が始まりました!
いい感じの黒化率です。
※黒化率:果皮の色が完全に暗褐色に変化した成熟粒の割合。収穫適期は70~80%とされる
今年の夏は北海道らしくない高温多湿が続きました。高温のため花が落ちてしまい、実にならない部分もありましたがおおむね天気も良く、生育も順調でした。しかし問題は湿度。ソバの収穫に必要な「低湿度」になかなかならず、1週間ほど待ちました。もし湿度が高いまま収穫すると、刈り取り時にコンバインに茎が絡まり、また収穫後にも実を乾燥させる時間と燃料代が余分にかかってしまうのです。
この日は朝から晴天!湿度も60%と最近ではまずまずの低さです。
オーランドファームでは、巨大なコンバインで6列一気に刈り取ります。同じ畑でも水分量が多かったり、倒れていたりすると刈り取り部分にソバが絡まります。そんな時にはコンバインを前後に動かし、絡まりを取りながら進むのですが、これが地味に大変! GPS付きコンバインでも、やはりこのような手動での操作があるので経験値は必須です。
コンバインからの眺め。幅4m30cmあります。
コンバインがいっぱいになったら、トラックに積み替えて自社の乾燥場に運びます。乾燥場ではごみなどを取り除き、ソバの実の水分量が15%になるまで乾燥させます。
今年の十勝海霧そば®の作付面積は、例年通りの76ha。1日8~10ha収穫するので、順調にいけば9月中旬には刈り取り終了となります。収穫・乾燥後に専門業者による等級付けがなされて出荷となります。今年も無事、十勝海霧そば®をご提供することができそうです。味や香りなど、私たちも楽しみです。新蕎麦のご提供まで、今しばらくお待ちください!
この日の畑は1区画5ha。畑が広いので、コンバインの巨大さがイマイチ伝わらないかもしれません。