大樹町からお届け畑の真ん中だより
2017シーズン初収穫&初出荷!
石農産facebookページでもご報告していますとおり、6月28日に清流だいこん®の今シーズン初収穫をいたしました!
収穫開始は午前3時半。まだ夜中といってもいい時刻ではありますが、朝の早い季節なので4時前には日の出を迎えます。特にこの日は朝から晴天。美しい朝焼けの中、気持ちも晴れやかな初収穫となりました。
朝早く収穫するのは、気温が低いうちに収穫すると傷みにくいからです。(→スタッフの1日のスケジュール)
この超早起きがスタートすると、「いよいよ本番!」と気持ちが引き締まります。
7時半に収穫を終え、朝食と休憩後、8時半から自社選果場も初稼働。今年も品質を厳しくチェックします!(→こだわりの選別作業)
収穫時期にお願いしているアルバイトスタッフ、パートの皆さんもこの日が初出勤となりました。20年以上のベテランから、農作業も北海道も初めて!という本州メンバーなど、14~15人体制で臨みます!
選果場を一望。
初心者メンバーの隣には正社員がつき、丁寧に指導しています。
また、大根の泥がちゃんと落ちているか、霧状に吹き付ける水の状態は適切か、大根洗浄機を微調整しながら慎重に進めていきます。
洗浄機械の整備のほか、大根の断面やひげ根の状態のチェック、この大根は出荷OKかどうか、迷った時の最終判断...。
「最初が肝心だから」と、全体の調整役・判断役として大忙しの大石社長です。
切って確認。よし!OK!の声。
大根は、重さ別にM、L、2L、3Lと4段階に分け、10キロ箱に詰めていきます。
市場ではLか2Lの需要が多いため、ちょうどいい大きさになるよう天候や生育状況を見て収穫日を調整します。そのため今年は、当初予定より2日後ろにずらして初収穫となりました。
「掘るの、昨日でもよかったかなぁ...。Lと2Lが同量くらいがいいんだよね」と呟く社長。
どうやら想定より2Lが多かったようす(手前から3L、2L、Lの箱。明らかに2Lが多い)。大根のプロも、掘ってみなければ本当のところはわからない、と言う奥深さです。
それにしても白く美しく、みずみずしい大根が次々とコンベアで流れてくる情景は圧巻です。初日は1,800箱の出荷となりました。
スタッフに聞いてみると「出来がいいと思う」「しっかりと育っていてよかった」と手ごたえを感じているよう。皆さん表情が明るかったです。
真剣に状態をチェックしています。落としきれない泥を見つけると丁寧にブラシで洗っていました。
「今年は昨年叶わなかった安定供給を果たすことを第一目標に、例年並みの収量が確保できるよう、粛々と頑張りたい」と社長。
「いくら天候不順でも台風でも、それでも何とかならなかったのか、もっとやれたのでは、という思いがずっとある。だから今年は"平均""例年並み"をしっかりと守りたいんだ」とかみしめるように続けます。
昨シーズン終了からずっと考えていたのでしょうか。重みのある言葉です。そして農業は天候次第と言いますが、天候のせいだけにしない、静かな決意をひしひしと感じました。
翌29日は今シーズン初出荷!
十勝の大地をデザインしたコンテナに満載した清流大根は、フェリーで本州へ!
7月1日から関東方面などのお店でお買い求めいただけます。
北の大地で丁寧に育てた清流大根、今年もどうぞよろしくお願いいたします。
美人の大根を手にして。