大樹町からお届け畑の真ん中だより
新蕎麦ご提供のお知らせ~大石農産の想いを込めて~
2016年10月26日
今年の十勝海霧そば®はわずか111俵
前回の記事でお知らせしましたように、度重なる台風の被害により、平成28年度の十勝海霧そば®は、壊滅的な状況となっています。
今年の作付面積は75町(75ヘクタール)で、最終的な収量は111俵。平成27年度が1,996俵でしたから、実に約95%減という衝撃の数字です。
このため蕎麦処開拓舎を始め、十勝海霧そば®を使ってくださっているお取引先の皆様に、満足に新そばをお届けすることができなくなりました。
しかも台風は収量だけでなく、品質にも大きな影響を与えました。
1番初めに上陸した台風7号の塩害では、ソバの葉が落ちました。そのため8月中旬以降のソバの実の成熟が止まりました。
更に、その後次々と襲ってきた台風によって、台風7号上陸以前に完熟していたソバの実がほとんど落ちてしまいました。なんとか残った実は未熟なものばかりです。
結果、ソバの実は大きいものの、割れが多く、歩留まりが悪くなりました。
そば粉の完成度としては、昨年度が100%の出来とすると、今年は70%程度でしょうか。
蕎麦処開拓舎では数量限定で新蕎麦の提供開始
収量や品質が理想どおりとはいきませんでしたが
「とにかくこの悪条件の中でも奇跡的に収穫できた大切なソバを、少しでも多くの方に食べていただきたい!」
その一心で、蕎麦処開拓舎では「新蕎麦」のご提供を開始いたしました。
実は昨年度に比べて水を吸いやすい性質のため、加水率の調整が難しくなっているのですが、蕎麦としての味はよいと自負しています。
なにぶん数に限りがありますので、お早目のご来店をお待ちしております。
「幻」となるだろう28年度産の十勝海霧そば®。
どうか皆様で味わっていただきますよう、お願い申し上げます。
蕎麦処 開拓舎へのアクセス
蕎麦処 開拓舎ホームページ
http://www.kaitakusha.net/