大樹町からお届け畑の真ん中だより
ソバの収穫始まりました!
8月25日、いよいよソバの収穫が始まりました!
(昨年の様子:ソバの刈り取り、始まっています!)
ソバの収穫は巨大なコンバインで行います。大きすぎて、そのままでは倉庫の出入りができないため、分割して保管しています。
というわけで、まずはコンバインの合体から。左側のヘッダー部分だけで約1.5トンあります。
国際宇宙ステーションでの「こうのとり」のドッキング映像を彷彿とさせる、繊細なオペレーション。
機械整備担当の託三君と社長の息もぴったりです(スタッフ紹介)。
ヘッダー部分を合体しやすい位置に置いて...レッツ!コンバイン!!
ソバはまだ花が咲いている状態で収穫する!
一般的に、ソバは「播種から収穫まで75日」と言われている、栽培期間の短い作物。しかし本州に比べて気温が低いため、大石農産では90日を収穫の目安としています。
ソバは下から順に花が咲き、下から順に実が熟していきます。つまり、1本のソバの中に熟し具合の異なる実が混在しているわけです。一番てっぺんの花が熟すまで収穫を待っていると、下の方の実は落ちてしまうので、ほどほどのところで(まだ上の方に花が咲いている状態で)収穫します。
具体的には「黒化率(こっかりつ=黒く成熟した実の割合)70%程度」での刈り取りがよいとされています。
しかし、この見極めが難しい!
うーん、これで黒化率70%くらいだと思いますが、どうでしょうか。
ちなみにこの畑、5月25日に播種してから92日目での刈り取りとなりました。
ソバの収穫は晴天の日中がベスト
上から下まで熟して乾燥している状態で刈り取りとなる麦などとは違い、半分ナマの状態で刈り取るソバは、半ナマの茎や葉などでコンバインの目詰まりを起こしやすいため、ゆっくり走らせねばならず、時間がかかります。
また、麦の収穫では夜中までコンバインが稼働しているのをよく見かけますが、ソバの刈り取りは晴天の日中のみ行います。それもやはり、半ナマだから!夜露が乾いてからの収穫になるので、大根のように朝早くからの刈り取りはできません。
この日は晴天で風ありという絶好の刈り取り日和ということで、いざ決行!
1日に刈り取れる面積は相当がんばって10町(1町=100メートル×100メートル)が限度。
今年は75町作付したので、晴天日が10日必要という計算をしています。
9月末までに全て収穫したいと思っていますが、天候次第です。
今年のソバの様子は...?
今年は8月の天候が不順で、実入りがイマイチながらも、しっかりと熟していて一安心。
左の状態を「玄ソバ」といいます。
周りの黒い殻を剥くと右の状態になります。こちらは「丸抜き」といいます。
うっすらと青みがかっているのがわかりますか?これが新そば特有の色と風味となるのです。
いざ、初刈りの旅へ!
大石農産のコンバインが一度に刈り取る幅は約4.5メートル。ガーッと一気にいきます!
この日コンバインで収穫したばかりのソバの実。ちょっと青い実が多かったような...?
皆さんにおいしい蕎麦をお届けできるよう、収穫頑張ります!どうぞお楽しみに!