大樹町からお届け畑の真ん中だより
【2026年】北海道・十勝、オーランドファームの播種スタート!
4月17日、いよいよ清流だいこん®の播種が始まりました。何も植えられていない広い畑に立つと、いよいよシーズンが始まったんだなとワクワクします。
今回は三男・託三が語る今年の目標と、新たな挑戦を始めたスタッフの姿をお届けします。
2026年の作付面積~ダイコン・ソバ・小麦の栽培規模
今年の作付面積は、ダイコン30ha、ソバ90ha、小麦15haと昨年同様の規模です。ダイコンは10月上旬まで安定供給を続けるため、4月17日から8月9日まで45回の播種を計画。気温や生育状況を見ながら、タイミングを微調整していきます。
播種が終わったダイコン畑
ダイコン栽培で16万ケースへ。質と量の両立に挑戦
三男・大石託三
今シーズンの大きな目標は、ダイコン16万ケース(1ケース=10kg)の出荷です。
ここ2~3年の収量は14〜15万ケースと、あと一歩伸ばしきれない状況が続いていました。作付面積を変えずに収量を増やすためのカギは、病気や形状不良によるロス(ハネモノ)を減らし、いかに「歩留まり」を高めるかにあります。
嗜好品としての1本を作るのではなく、大衆野菜として質と量を高いレベルで安定させること。
「質が上がれば、歩留まりも自然と上がり、結果として収量が増える」。この比例関係を追求するのが、今年の挑戦です。
美味しいダイコンの条件~腐らないダイコンとは?
春の畑には、形が悪いなどで収穫されずに残され冬を越したダイコンが残っています。実は状態の悪いものは腐りますが、健康に育ったダイコンは腐らず、水分が抜けてミイラのようになるのです。
えぐみの原因となる硝酸態窒素を抑え、生命力の強いダイコンを育てること。肥料の量や撒き方、日々の管理方法を見直しながら、毎年「より良いダイコン」を模索しています。
腐らずミイラ化したダイコン
スタッフ松本、重機操作を本格始動。ディスクハローで畑を整える
入社12年目のスタッフ松本さんが、今シーズンから本格的に大型重機の操作に挑戦しています。
「大きな重機に乗る女性はかっこいい」と自ら志願し、大型特殊免許も取得しました。
この日は、昨年のダイコン畑に残ったマルチ(※)の残渣を土に混ぜ込む作業を担当。オーランドファームで使用しているマルチは生分解性のため最終的には土に還りますが、残骸がひらひらと舞うため、しっかり土に鋤き込んでいきます。
※地温の調整や雑草を抑えるために畑を覆うシート
ディスクハローがけ
GPSのサポートで直進はしやすいものの、ボタン操作や畑の端での切り返し、アタッチメントの装着など、まだまだ覚えることは多いとのこと。
それでも「新しいことを覚えるのが楽しい」と笑顔でハンドルを握っています。
属人化の解消が、会社のレベルアップになる
今年のもう一つの大きなテーマは、「属人化の解消」です。これまで一人で担ってきた仕事をスタッフへ引き継ぎ、全体の流れを理解する人を増やしていきます。これができれば、一人では手が回らなかったことにも取り組めるようになります。
仕事の流れが見えることで、配慮すべきポイントも分かり、作業はよりスムーズになります。
点だった仕事がつながり、線になり、やがて面になる。
それがスタッフのやりがいにも、会社のレベルアップにも直結すると信じています。
防風林を伐採、日当たりのいい畑へ
収穫前のこの時期は、畑の整備も重要な仕事。防風林を伐採し、根を掘り起こしてならすことで、畑全体の日当たりが改善され、ダイコンの生育がより均一になります。
ユンボで木の根を掘り返す作業
防風林がなくなると風の影響を受けやすくなりますが、土壌微生物を活性化させることで、土の粒子同士が結びつく「団粒構造」が生まれます。この団粒構造により、土は重く安定し、強風でも舞いにくくなります。
こうした土づくりの積み重ねが、健康な野菜づくりにつながっています。
今年もオーランドファームは、質と量の両立を目指して挑戦していきます。どうぞよろしくお願いいたします!

