大樹町からお届け畑の真ん中だより

ソバの収穫期までもう少し!&ダイコンのようす

2024年9月 4日

8月上旬、45回にわたる清流だいこん®の播種が無事に終了しました。ようやく一息ついたのも束の間、8月は雨や曇りの日が続き、日差しに恵まれませんでした。加えて湿度も高く、まるで北海道らしからぬ蒸し暑さがこたえました。今回は、そんな難しい気象条件の中でのダイコンとソバの状況をレポートします。

 十勝海霧そば®のようす

昨年は91日から収穫が始まった十勝海霧そばですが、今年はまだ収穫が始まっていません。もう少し気温が下がり、収穫の目安となる黒化率(※)が上がるのを待っている状態です。
※黒化率:果皮の色が完全に暗褐色に変化した成熟粒の割合。収穫適期は7080%とされる

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8月28日時点でのそば畑のようすです。
夏の暑さで背丈が伸びたところに雨が続いたので、半分倒れてしまいました。
今後晴れても起き上がることはないので、収穫はちょっと手こずりそうです。

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まだ花は白く、黒化率が低いです。

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ちなみに昨年の9月初めのようす。このくらいの黒化率で、湿度の低い日が収穫に適しています。

清流だいこん®のようす

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毎日収穫している清流だいこん®ですが、現在収穫中のものは春の干ばつ気味のときに種をまいたもの。雨が少なかったため生育が鈍く、さらに高温によりダイコン中心部が赤褐色に変色する「赤芯症」という生理障害が出ています。

毒や病気ではないので程度により出荷できますが、やはり味も落ちますし、見た目も悪くなります。また廃棄も増えるので、出荷量は7月の2000ケース/日から1400ケース/日まで落ち込んでいます。

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ほかの地域でも採れておらず全国的に品薄となっているので、私たちはみなさんの食を支えるため、なんとか安定供給できるよう日々がんばっています!