大樹町からお届け畑の真ん中だより

小麦収穫しました!

2024年7月31日

オーランドファームでは、3年前からダイコンの輪作作物として秋まき小麦を栽培しています。
今年は723日から小麦を収穫しました!

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黄金色に輝く麦畑

小麦の品種は「きたほなみ」で、主にうどんや中華麺などに使われます。昨年9月にダイコン収穫後の畑に播種しました。作付面積は約17haで、これはダイコンの作付面積の約半分に当たります。

ダイコン→小麦→ソバまたは緑肥

というローテーションで連作障害を防いでいます。

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ソバ収穫にも使う巨大コンバインで刈り取り、10トントラックで小麦農家さんの乾燥施設まで運びます。オーランドファームの乾燥機はソバ専用にしているため使いません。

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コンバインの運転席から見る小麦畑。

まだ花が咲いて水分量が多い状態で収穫するソバと違い、穂も茎も乾いた状態で収穫する小麦は、刈り取りがとても楽。刈り取りスピードはソバの約2倍です!
乾燥施設の受け入れ状況を見ながら、23日で一気に刈り取ります。 

刈り取った後の麦わらは、ロールベーラーで麦稈(ばっかん)ロールにしたら、畑の肥料用に馬糞をいただいている馬の牧場に差し上げています。馬糞と麦稈ロールの物々交換です。地域循環型農業というと大げさですが、イメージは近いですね。

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これぞ北海道!という風景(この画像はフリー素材です)。

ホームページにコストをかける理由とは

先日、日本農業法人協会の視察を受け入れました。
全国の法人経営をしている農家のみなさんが、道内各地の農場をバスで巡る中で、オーランドファームにも1時間ほど視察に訪れました。当社の思想や取り組みはすべてホームページに掲載しているため、事前にそれを見ていただいた上での視察となりました。そのため、質問は「従業員の平均年齢」や「ダイコンの出荷先」、「運賃」など、ホームページに書いていないことに集中(笑)。確かに書いていません。
オーランドファーム同様、三兄弟で営まれている農場さんからは「息子さんたちの兄弟仲はどうですか?」という質問もいただきました。

また「ホームページにかなりコストをかけていますが、なんのためですか?」という質問をいただきました。確かに、農家としてはコストも時間も多くかけています。ホームページを充実させても、即効性のある効果は期待できないかもしれませんが、現代では新しい取引を始める際や情報を調べる際に、必ずホームページを確認します。そこにしっかりと情報が掲載され、定期的に更新されていることが信用となり、商売につながると考えています。

供給過多の時代において、重要なのは「何を作ったか」ではなく「誰が作ったか」です。誰がどんな思いで作っているのか、その情報こそが価値を持つと信じています。そのため、私たちはホームページに力を入れています。