大樹町からお届け畑の真ん中だより
清流だいこん®収穫スタート!&電動間引き台車が登場!
6月21日、2024年の清流だいこん®の収穫が始まりました!
試し掘りで生育の状態を確認し、当初予定していた24日から3日早めました。ちなみに昨年は6月25日スタートでした。
自社選果場のようす
同日、自社選果場もスタートしました。今年も例年通り社員のほかアルバイトさん、パートさん、インドネシアからの外国人実習生など、総勢約15名でがんばっています!
泥を落とした真っ白な清流だいこんが、次々とベルトコンベアから流れてきます。
長く伸びる選別ラインで、ダイコンの洗浄から箱詰めまで行います。
品質への誇りと責任の証としてひと箱ひと箱、生産管理番号をスタンプしていきます。
ずらりと積みあがった清流だいこん®。
今年から、美しい見た目で早く大きくなる品種に変更したこともあり、やや大きめの2Lサイズが多いです。
播種のようす
8月上旬まで45回行う予定の播種も、折り返しを過ぎました。後半もがんばります!
電動間引き台車が新加入!
これまで間引き台車はエンジン式でしたが、このたび「電動式」が加わりました!電動式なのでとにかく音が静か!おしゃべりしながら作業出来ちゃいます。
車体に積んだ白いボックス(左)にはマザーボードやケーブルなどが収められています。隣の黒いボックスはバッテリーで、取り外して家庭用コンセントから充電し約7時間稼働します。これまで2~3時間ごとに行っていた燃料補給の手間と時間がなくなったのが本当にうれしい!
また手に持っているのはコントローラーで、畑の端で台車を持ち上げなくても方向転換ができるので便利です。
前輪はタイヤですが、後ろはキャタピラ仕様になっていて、傾斜のある畑に威力を発揮します。
このほか手元のボタンでスピードを9段階に変えることができ、停止もワンタッチ。作業効率が格段にアップしました!
この電動式間引き台車は、オーランドファームのオリジナルです。プログラム開発は株式会社GuGu(https://gugu.co.jp/)、スイッチやボックス類の製作は株式会社柴野電工社(https://shibanoeng.co.jp/)にそれぞれ依頼。それらを株式会社CuboRex(https://cuborex.com/) で購入したCUGOV4の駆動部をボディにして自力で配置・配線し、最後にタイヤとキャタピラを取り付けて完成させました。
このように「ないなら作ってしまえ!」の農家スピリッツが、新たな道具を生み出します。自分たちの仕事に直結するものづくりは、とてもやりがいがあります。
ソバは蒔き直し!
実は前回のブログ公開後すぐ、季節外れの霜が降りました。霜は播種が終わり、順調に発芽していた十勝海霧そば®を直撃。ソバは一度でも霜にあたるとダメになってしまいます。これまでにない遅霜により、75haの作付面積中、なんと45haを蒔き直すことになってしまいました。これはソバ栽培を始めて初めてのことです。
ショックですが、これも自然相手のこと。粛々と蒔き直しを行い、現在は順調に育っています!
ダイコン収穫が始まり、オーランドファームのトップシーズン到来です。
これから10月まで3時起きの日々が続きますが、体調に注意しながら、おいしい清流だいこん®と十勝海霧そば®をお届けできるよう、スタッフ全員頑張っていきたいと思います!